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神経根ブロック仕立ての硬膜外ブロック - 腰痛の保存療法

神経根ブロックは、ブロック針を神経根に当てることで痛みの再現の有無を確認して診断をつける方法です。

神経自体に針を刺すわけですから、その痛みたるや相当のものです。以前にやったことのある人は、口をそろえてあまり良い思い出ではないと言います。
それに対して私の神経根ブロックは、極力神経根に針を当てないような経路で挿入し、神経根と硬膜外腔の両方をブロックします(左図)。

細く長いブロック針を指先で微妙にしならせてコントロールし、目的の場所へ誘導します。
コンマ数ミリの違いで中には運悪く神経根に針が触ってしまう方もいますが、その際はご容赦ください。

この方法は麻酔科の知識と整形外科の知識とを融合させて私が独自に編み出した方法で、おそらく他の施設では実施されていないものと思います。

薬液が脊柱管の後方に注入される通常の硬膜外ブロックとも異なり、薬液が脊柱管の前方に入ります(右図)から、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で神経根障害がある場合にはその場所に直に薬が届くわけです。

そのため施行時の痛みが少ないばかりか、多くの患者さんから「今まで効かなかったブロックが今回は初めて効いた」と言われるのです。

この方法はいずれ学会でも報告していこうと考えています。

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